白いカスの正体は、石けんカス、または、溶け残りの石けんです。石けんカスは、すすぎの時に、クエン酸を入れると出にくくなります。溶け残りがないようにするには、別容器で石けんをよく溶かしてから入れたり、石けんポーチを使用したり、くず取りネットをもう一つ付けると効果的です。

黒い物は、洗濯機のドラムの裏側や排水パイプに付いたカビです。定期的に洗濯機を掃除すると出にくくなります。また、普段から、洗濯した後は蓋を空けて洗濯機内が乾燥するようにすると、カビが生えにくくなります。

川崎市民石けんプラントで製造している石けん類は、香料が入っていません。普段香料入りの洗剤に慣れている方には、臭いが気になるかもしれません。最後のすすぎの時に、お好きな香りのオイルなどを入れると気にならなくなると思います。

また、洗濯物を洗ってすぐ干さなかったり、すすぎが足りなくて石けんが残っていると、雑菌が繁殖して、臭います。洗濯したらすぐ干す、すすぎをしっかりするようにするといいでしょう。

黒ずんできたのなら、石けんの使用量が適正でないと思われます。石けんの洗浄力は優れていますが、洗濯物の汚れ具合で石けんの適正量も変わります。また、汗は酸性なので、汗がたくさん付いた洗濯物を洗濯すると洗浄力が落ちることがあります。予洗いして洗濯するか、石けんの量を調整するといいでしょう。

石けんには、洗濯物を白く見せるための蛍光増白剤が含まれていないので、洗濯している内に黄ばんで見えるようになります。

また、すすぎが足りなかったり、汚れが残っている洗濯物をしまって、しばらくして出すと黄ばんでいることがあります。すすぎを充分にすること、石けんを使いすぎないことが大事です。あまり黄ばみがひどい時は、酸素系漂白剤を熱めのお湯に溶かし、一晩くらいつけてから洗濯し、日光に当てて干してください。

食器に油や酸性の物が付いていると、すっきり落ちないことがあります。油の汚れや酸性の汚れは拭きとり、よく泡立てた石けんを使って洗浄し、すぐにすすぎましょう。すぐにすすがないと、ベタベタすることがあります。